PERSON

INTERVIEW

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事業マーケティング部
ヨーグルト・デザート事業部2014年入社

三好 真央奈MAONA MIYOSI

マーケティングの仕事とは

世の中のトレンドや消費者ニーズをくみ取り、新商品の企画開発と既存商品のリニューアル全般を担当します。トレンドの分析から商品コンセプトの策定、パッケージの仕様、プロモーション戦略の立案まで幅広く携わるのが、森永乳業の「マーケティング」の仕事です。

INTERVIEW
生活者の潜在ニーズを探り、
本当に求める商品を生み出す。

商品の企画開発から
お客さまに届けるまで、
そのすべてに関わる

当社のマーケティング部は、新商品の企画開発から既存商品のリニューアル、市場調査、トレンド分析、商品コンセプトの立案、味やパッケージデザインの検討、売るためのプロモーション戦略の立案に効果検証、営業支援の資料作成まで業務の幅が広いのが特徴です。私一人で完結する仕事はなく、商品開発部門、リサーチ部門、デザインやプロモーションの部門、営業部門など、さまざまな部門と関わります。
デザート担当になった時、最初は「甘くておいしいものを作れば良いのかな」と考えていましたが、市場分析や過去の調査から「おいしいだけでなく、健康的な要素も欲しい」というお客さまのニーズを見出しました。お客さまから一定のニーズが期待できるとチーム内で検討したため、デザートとしてしっかり満足できながら、+αの付加価値として健康感もある、「日常の中でおいしくかつ手軽に健康を気遣えるデザート」の開発を開始しました。「おいしそう」と思ってもらえつつ、健康感も伝わるデザインや味を実現する上で、その見極めとバランスが難しかったですが、納得できるものが完成。発売されるのが今から楽しみです。

お客さまの気持ちを読み解き、
何が響くかを考える。

商品を企画する際はリサーチ部門の調査結果や、SNS、口コミサイトでのリアルな声もチェックします。さまざまな情報からフラットに世の中を見ることが大切と考えています。売れている商品を分析する時も、そこには理由があり、世の中のどのトレンドにはまったのか、どの層のニーズを捉えたのか等を意識して情報を見るようにしています。「ヨーグルトを食べる人の気持ちは?」、もっと広げて「健康感があるものを食べる人の気持ちは?」というように、生活者が今どのような状態で、だからこんな商品が売れている、と筋道を立てて考えます。ヨーグルト以外でも、例えば「オートミールが流行っているのは糖質を気にしている人が多いから?」「でも、我慢している一方で、めちゃくちゃ甘くてカロリーの高いおいしいデザートを求めている人もいるのはなぜ?」といった流れで分析を深め、トレンドの背景にある生活者の潜在的なニーズ、深層心理を把握して商品化することが重要です。

自分が開発した商品を、
いつか森永乳業の
代表ブランドに。

いま担当している4ポットのヨーグルトでは2022年9月にパッケージと中身を変え、シリーズ全品を低糖質タイプにする大胆なリニューアルを行いました。多くの固定ファンを抱える商品をガラッと変えるとファンが離れてしまうリスクもありますが、新しいお客さまを獲得できるチャンスでもあるので、お客さまの潜在的なニーズの大きさを見極めながら、チャレンジし続けなければなりません。マーケティング部は仕事の幅も裁量も大きな部署。その分、自分が開発に関わった商品に愛着も湧きます。商品をゼロからつくる私たちが、お客さまのニーズを形にして、営業と共に一つずつ積み重ねブランドとして浸透させていく。そして、最終的に担当した商品がカテゴリーNo.1になればうれしいですね。お客さまに「ヨーグルトといえば森永乳業だよね」と言っていただけるような、会社のイメージを変えられる仕事に携われていることが、私の大きなやりがいです。

※本記事は取材当時(2022.11)のものです。