PERSON

INTERVIEW

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西日本市乳センター 需給課2015年入社

松田 晃祐KOUSUKE MATSUDA

物流の仕事とは

営業部門や工場と連携し、商品の製造計画を作成。需要と供給のバランスを見ながら製造指示を出し、店舗配送までの一連の動きを管理する。それが森永乳業の「物流」の仕事です。工場間の輸送も管理し、在庫を適切にコントロールする司令塔として活躍します。

INTERVIEW
販売計画や出荷予測をもとに製造を指示。
「商品がある」当たり前をつくる司令塔。

製造と出荷を適切にコントロールし、 会社への信頼を積み上げていく。

営業部門が作成した販売計画をもとに商品の製造計画をつくり、工場へ製造と出荷を指示する。それが物流部門の仕事です。私は西日本市乳センターで東海エリアの物流管理を担当。主に牛乳、ヨーグルト、カップ飲料、クリームといったチルド商品の需給バランスを見極め、スーパーやコンビニに届くまでの流れをコントロールしています。
店舗に行けば、商品はあって当たり前。納期に遅れると店舗からの信用を失い、商品がなければ販売のチャンスも逃してしまいます。そうした事態を招かないよう、天候、イベント、テレビCMの反響など、さまざまな点を考慮して出荷量の予測を立て、常に当たり前の状況をつくる。物流管理者1人ひとりの頑張りが会社への信頼も積み上げていく。責任は大きいですが、その分、やりがいを実感できるポジションです。

営業、工場、協力会社から情報を集め、 あらゆるリスクを回避する。

物流の難しさは、災害やイベントなどで交通渋滞が起こり、予定通りに進まない場合があることです。特に、GWや年末年始といった長期連休の際は渋滞だけではなく製造体制や配送体制もイレギュラーとなり、混乱が起こりやすいです。その結果、商品不足などのトラブルが発生することがあります。トラブルが発生しないように、過去の反省点を教訓とし、社内外の関係者と密にコミュニケーションを図り、事前に多くの情報を集めた上で製造計画を立てることが大切です。
営業、工場、協力してくれる運送会社をつなぐ架け橋となり、「商品を必要な時間、必要な場所に確実に届ける」という使命感をもって業務に取り組む。その姿勢がノウハウを蓄積させ、リスク回避につながるのです。

工場の集約に伴い、物流体制を再構築。
その経験がさらなる改善につながる。

現在、森永乳業では体制の最適化を目指して工場の統廃合を進めています。そうなると物流体制も再構築しなければなりません。例えば、ヨーグルトの製造がA工場からB工場へ移ったとしたら、完成した商品をB工場から全国へ届ける仕組みが必要です。新しい物流網を築くのは骨が折れますが、西日本市乳センターはみんなが一丸となって業務を推進する風土。常に情報も共有していますし、チームワークを活かしてこれまで以上に効率的な物流体制を作りたいと思っています。
当社の商品は賞味期限や製造量も異なるため、全員がすべての製造計画を立てられるスキルと柔軟な対応力を身に付けていきます。配属された新入社員には、じっくり経験を積みながらメーカーの生産活動を支える醍醐味を味わってほしいですね。

※本記事は取材当時(2019.12)のものです。