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ビフィズス菌研究の最前線レポート

ビフィズス菌の力で
健やかな未来をつくる

PROLOGUE プロローグ

「森永乳業の特長や強みとは何ですか?」
そう学生のみなさんに聞かれたら、私たちはどう答えるか——。その答えのひとつが、「ビフィズス菌」です。今では「腸内環境に良い」というイメージが定着しましたが、その機能はひとつだけではありません。まだ知られていない可能性を探る挑戦が現在進行形で行われていて、世界的に注目されています。
今回のプロジェクトストーリーでは、研究担当者や国内外で活躍する営業・マーケティング担当者の声を交えながら、ビフィズス菌に関する活動の最前線を紹介します!

MEMBER プロジェクトメンバー

  • S.A/2017年入社

    研究員

    バイオティクス研究所
    微生物探索研究室

    研究活動で大切にしているのは、サイエンスに真摯に向き合う姿勢。世界最新の研究から学び、ビフィズス菌が「なぜ体に良いのか」を追究しています。

  • O.A/2018年入社

    国内営業

    機能素材事業部
    機能素材販売2グループ

    腸活や腸内フローラというワードが世間に定着してきた今、BtoB営業を通じてビフィズス菌の魅力をより多くの人に届けることが目標です。

  • Y.S/2012年入社

    海外営業・マーケティング

    機能素材事業部
    マーケティンググループ

    海外事業が注目されるなか、事業をさらに成長させるため、森永乳業の魅力を発信していきたいです。「置かれた場所で咲く」をモットーに日々努力しています!

STORY

ビフィズス菌研究の軌跡

ヒト由来ビフィズス菌の
スペシャリスト集団

まずは、森永乳業のこれまでの歩みを振り返ってみましょう。
1969年、赤ちゃんの腸内から「ビフィズス菌BB536」が発見されました。ヒトと相性の良いヒト由来のビフィズス菌BB536にいち早く注目した森永乳業は、研究と商品開発を開始。1971年には国内ではじめてビフィズス菌入り発酵乳を発売しました。その後も研究を重ね、育児用ミルクやヨーグルトなど、多くの商品に応用。整腸作用や便通改善に加え、腸内環境の改善を通じて、健康維持に役立つ可能性があることも研究により示されています。
2015年には、ヒト由来の「ビフィズス菌MCC1274」を特定。認知機能の維持が期待できる次世代株として注目され、2025年には世界的に権威のある「Vitafoods Europe Innovation Awards」において「認知および感情の健康成分」部門で、最優秀賞を受賞しました。
そして現在、森永乳業は世界30カ国以上で、ヒト由来のビフィズス菌を展開。自社商品の素材としてはもちろん、各国メーカーの機能性素材としても広く活用されています。

研究のプロフェッショナル

機能のメカニズムを解明し、
ビフィズス菌の可能性を広げる

森永乳業の看板ともいえるビフィズス菌研究には半世紀以上の歴史があり、100種類以上あるビフィズス菌のなかでも、特にヒト由来の菌の研究に力を注いできました。
一口に「研究」といっても、新たな菌株の発見や機能の探求など内容は多岐にわたります。当社の特徴は、商品開発に直結する研究だけでなく、基礎的な研究も積極的に取り組んでいること。社内に蓄積された豊富なデータやノウハウ、またオープンイノベーションを活用し、多角的で精度の高い研究ができる点も強みです。研究テーマには時代ごとにトレンドがあり、当社は常に世界の最新動向をキャッチしつつ、自分たちの強みを発揮できる領域に挑戦しています。
そうしたなか、ビフィズス菌のポテンシャルを評価する研究を担当するS.Aは、ビフィズス菌の機能のメカニズム解明に力を入れていると言います。
「これまでの実験結果から、ビフィズス菌が様々な効果を持つことは分かっていましたが、そのメカニズムを科学的根拠として示すのは困難でした。メカニズムが明らかになれば、効果を高めるアプローチも検証できて可能性が広がるので、研究者としてやりがいがありますね。」
近年は分析技術の向上やデータサイエンスの導入によって、これまで膨大な時間と労力を要していた腸内環境の解析効率が飛躍的に向上し、研究を後押ししています。その結果、高齢者や乳幼児期など様々なライフステージにおける腸内環境の変化や、ビフィズス菌摂取による整腸作用の実態を解明してきました。その他にも多くの成果をあげていて、ヒト由来のビフィズス菌の研究論文数は、企業としては世界一(※)を誇ります。
こうした研究の根底には、当社が脈々と受け継いできたパイオニア精神とチャレンジ精神が息づいています。

※ナレッジワイヤ社調べ、2025年1月時点(PubMed・医中誌WEBにて企業による研究論文数で世界一)

営業のプロフェッショナル

ニーズとシーズを組み合わせて
森永乳業の存在価値を高める

当社は自社商品の製造・販売に加えて、健康食品やサプリメントなどを手がけるメーカーにビフィズス菌そのものを提供しているのが特徴です。自社商品とビフィズス菌の提供を両立する会社は、世界的にも数少ない存在といえるでしょう。この強みを背景に、メーカーにビフィズス菌を販売するBtoB営業や、その特性や価値を伝えるマーケティング担当が活躍しています。
国内では当社の特徴は広く知られており、ビフィズス菌・乳酸菌市場のメーカーシェアはNo.1(※)。実は、みなさんが手に取る他社商品にも森永乳業のビフィズス菌が多く使われているのです。
「もちろん商品説明するだけでは選んでもらえません。お客さまのニーズや市場の動向を把握したうえで、当社の強みを活かす提案が欠かせないのです」
そう話すのは、国内BtoB営業を担当するO.A。提案の際には、コンセプトづくりはもちろん、機能を裏づけるエビデンスやビフィズス菌の取り扱い方まで丁寧に伝えることを心がけているのだとか。研究部門と連携して講演会を開くこともあり、近年は輸出を手がけるお客さまが増え、海外の営業・マーケティング部門と連携する機会も多くなっています。
一方、海外マーケティングを担うY.Sは、「森永乳業を知ってもらうことからはじめる」と語ります。SNSや学会、展示会などを活用して情報を発信することで、森永乳業のプレゼンス〜存在価値が高まっているのを実感しているという。
「マーケティングはリサーチ中心と思われがちですが、直接お客さまとお話ししてプレゼンテーションをすることも多いのです。そういう面では、海外営業部門や海外のグループ会社に勤務していた経験が活きています」
二人に共通している想いは、「森永乳業の研究の質が高く、自信を持ってデータや商品を届けられる」という点。このように確かな研究力は、営業やマーケティングを支える力になっています。

※(出典:株式会社富士経済「生物由来有用成分・素材市場徹底調査2024」ビフィズス菌2022実績)

今後の展望

国や性別・年齢を越えて
多くの人の健康に貢献

ビフィズス菌市場の成長性は非常に高いと、私たちは確信しています。国内では健康意識の高まりとともに、ビフィズス菌への理解も深まり、需要が拡大しています。海外でも米国と中国を中心に、育児用ミルクやサプリメント、健康食品など多くのカテゴリーで成長しています。さらに、台湾、韓国、タイなどでも美容・健康ブームの影響で注目されています。
こうした状況は、確かな研究力と営業力を持つ森永乳業にとって大きなチャンスといえるでしょう。ただ、そのチャンスは「事業の成長」だけを意味するのではありません。国や地域、性別、年齢を問わず、多くの人の健康に貢献できること。それこそが、私たちが挑戦を続ける理由です。
そしてこの意義ある挑戦を、これからさらに加速させていきます。